
どうも、ケアニンあがちょ(@careninagacho)です(^^♪
皆さんのご家族や近隣の方、知り合いの方にはデイサービスを利用している方はいるでしょうか?
デイサービス(介護保険下では通所介護と言う)は、恐らく介護保険サービスの中でも代表格となるサービスであり、多くの方が利用されています。

今回は、介護保険サービスの中で多くの人が利用しているデイサービスの実態と詳細をお伝え出来ればと思います。
デイサービスの現状

日本は数多くのデイサービス事業所が存在しています。
実は全国に4万ヶ所以上ものデイサービスが存在しています。(すごくないですか・・⁉)
皆さんの地域にも知りうる中で、いくつもありますよね?
コンビニもたくさんありますが、大手コンビニチェーンである【セブン・ローソン・ファミマ】を合わせた数に匹敵するぐらいだそうです💦(コンビニは気軽に立ち寄れる事がコンセプトですが、デイサービスはそうはいかないですよね・・(-_-;)
ただし今後においては、国が示す方向に逆行する運営していたり、国が求められていくサービス、ケアに力を入れていかないと、報酬額も減額され運営を圧迫し、淘汰されていく事が進んでいくのでは?と予測されています。
皆さんの家族や知り合いが利用しているデイサービスが無くなると、知人と関れる時間が持てなくなったり、気に入ってたサービスを受けれ無くなる事は、本人はもちろん家族としても痛手となるでしょう(T_T)
「あなたが利用しているデイサービスは、大丈夫ですか?」
デイサービスの種類


いつも家にいてばかりで、体もなまってきた。外に出かけて体を動かしたり、いろんな人と話をしたいと考えているんだけど・・。デイサービスっていう所は何をする場所なの?
皆さんのデイサービスの対してのイメージや知っている事は何ですか?
送り迎えがあって、御飯食べて、お風呂は入って、体操して・・こんなところでしょうか。
多くのデイサービスでは送り迎えは基本的にはありますが、その他の内容は実はさまざまです。
デイサービスと一言で言っても、そのスタイルや強み等はそれぞれの事業所で違いもあります。
1日型のデイサービス(レスパイト型とも言う)
多くの方がイメージしているデイサービスは、1日過ごす場所ではないでしょうか?
朝の時間に迎えが来て、夕方まで預かってくれる場所。事業所によって、始りの時間は多少違いはあっても、大きくは変わりないかと思います。
多くの方は、入浴を希望されていたり、認知症予防の観点からも自宅に籠らずに他者と関りを持ちたいと考えている方が利用されています。
主なサービス内容は以下の通りです。(とあるデイサービスの利用内容です。ご参考まで)
- デイ到着後、体調確認(血圧や体温測定など)をします。
- 入浴を希望されている方は、順番に入ります。おそらく機械浴(リフト浴)も備わっている所が多いかと思いますので、介護度が重い方でも入る事は出来ます。
- 機能訓練(機械を使ったり、訓練指導員が案内します)を実施したり、集団体操をして体をほぐします。
- 昼食事を食べます。(昼食後のお薬がある方は持参を忘れず)
- 食後の口腔ケアも、必要な方へは声掛け促しをします。
- 午後も機能訓練や、集団でのレクリエーションやゲームで楽しむ。
- おやつの提供。
- 夕方、ご自宅までの送迎。
ザッとこんなところでしょうか。
内容に関しては、それぞれの事業所毎で「売り」や「コンセプト」の違いもあります。
例えば、こんなコンセプト
- 入浴に力を入れている。浴室を温泉宿風にして雰囲気を出したり、中には本当の温泉を引いているデイサービスもあるようです。
- 農園や畑を作って、利用者で協力して育てた野菜を育てる。出来た野菜は昼食に出したりして収穫を楽しむ。
- 夕方以降も夜まで預けれて、夕食はもちろんの事、居酒屋感覚でお酒の提供をして楽しめる所。
- 歩く事をメインとして、敷地内に遊歩道が完備されているような所。
- 食事に力を入れており、選択メニューや一流料亭のような昼食を提供されている所。 etc

デイサービス戦国時代に、特徴的なコンセプトを打ち出しているデイサービスが必ず生き残れるとは限りません。地域性や求められているニーズも様々なので、常にアンテナを張っている必要がありそうですね。

機能訓練特化型デイサービス
機能訓練特化型デイサービスの多くの事業所は半日(午前枠と午後枠)でやっている所が多いです。
なので、3時間程度のサービス時間の中で、さまざまな機械を使って訓練を受ける事が出来ます。
物理療法と呼ばれる物(メドマーやホットパッド、ウォーターベッドなど)を受けれる事も。
半日型の多くの場合は、入浴や食事の提供はありません(全ての事業所ではないです)ので、主目的はあくまでも〈機械などを使用しての運動〉となります。
1日だと長く感じる方や、おしゃべりが好きじゃない方(男性が多い)、入浴には困っていない方などが利用希望をされるケースが多いです。

1日デイサービスだと7時間近くの時間その施設に居なくてはいけません。身体を動かした後は早々に帰したい人には向いています。

認知症対応型デイサービス
認知症高齢者の増加は、これからの日本の介護の大きなポイントでもあります。
《認知症介護の要》と言われている、高齢者グループホーム(認知症高齢者共同生活介護)は、認知症の方が一つ屋根の下で暮らしを共にする生活の場の事を指します。
認知症対応型デイサービスは、認知症の診断が出てはいるが、施設入居ではなくご自宅での生活を続けながら、日中はデイサービスで過ごす事を目的としています。
通常のデイサービスよりも人員基準が高く(利用者数に対して、必要な職員数が多い)事により、一人一人に寄り添い、認知症状が顕著に表れている方に対しても、手厚い支援が行えやすい環境にあります。
その為、認知症状が目立つ事により○○デイサービスでは断られてしまったが、認知症デイであれば受け入れ可能とされる事もあり、ケアマネジャーとしても有難い受け皿と感じます。

療養型デイサービス
療養型デイサービスはあまり聞きなれないかと思います。
難病の方や癌末期にある方、医療的なケアが必要な方など、比較的には介護状態が重い方が利用されます。入浴や食事などのサービスはもちろんですが、看護配置が手厚く、常時医療処置も行える事が強みとなっています。

要介護状態が重くなると自宅に籠りがちですが、自宅から外に出る事で社会参加を促し、孤立せずに他者との関りの継続ができる機会がつくれます。

デイサービスを利用する事でのメリット
ここまで、デイサービスの主な種類を説明してきました。この記事内では記載していませんが、デイサービス(通所介護)に似たサービスとして、デイケア(通所リハビリテーション)という場所があります。
区別がついていない方も多いのではと感じますが、デイケアの一番の目的は、その名の通りリハビリとなります。詳しくは、別の記事にて紹介させてもらいますね。
デイサービスを利用している人の目的はさまざまですが、やはり多くの人は頭や体を動かしたり、人と会話をしたり、自宅で一人で過ごす時間よりもあらゆる刺激を受ける事で、認知症予防の観点からもサービス利用を希望されます。
実際にサービスを利用する前と、サービスを利用してからの様子を伺う中で、

「以前はゴロゴロしていただけなのに、最近では自主的に外で草取りを始めた」
「以前は家での会話は少なかったけど、デイにいくようになってからはいろいろと話す事が増えた」
と、好転的な反応や声を聞くこともしばしばあります。
「今日はどんな事をしてきたの?」「何を食べてきた?」などの質問を投げかけても、記憶を辿ることで頭の体操にもなりますので、会話を積極的にとれると良いですね。
まとめ

ここまでお読み頂きありがとうございました。
この記事では、デイサービスの現状や種類を説明してきました。
❶1日型のデイサービス(レスパイト型)⇒ 一番多い形態
❷機能訓練特化型デイサービス
❸認知症対応型デイサービス
❹療養型デイサービス
以上です。
デイサービスを利用する事が、全ての方にとって必ず良い訳でも最適という事でもありませんが、少なからず自宅に籠りっぱなしで、寝てばかりの状況よりは、脳みそは活性化されますし、体を動かす機会にもなります。
まずは、お試し利用をされることを勧めます。

契約をしてサービス開始となると、何だか合わない場合には辞めずらく感じるかもしれません。(当然ですが、サービス内容が合わなければ無理に通う必要はありません💦)
多くの施設の場合、お試し利用が出来ます。
雰囲気や様子はどうか?知人は居ないか?食事は口に合いそうか?笑顔の職員は多いか?などを確認してみてください。
お試し利用に関しては、その日の料金は食費のみ徴収している場合が多く、数百円で済むとは思います。
契約して本利用開始にあたり、少しでも納得出来る形がとれると良いですね。
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